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遥拝堰は、加藤家、細川家、松井家、そして地域住民の努力によって、明治、大正、昭和の時代へと
引き継がれ、昭和23年に農林省管轄の国有財産になりました。
現在の遥拝頭首工は、昭和40年11月に着工され、昭和44年3月に竣工した施設ですが、農業用水
を取水するための「国営八代平野農業水利事業」と工業用水を取水するための「熊本県工業用水道事業」の 共同によって施工されました。
計画最大取水量は、農業用水が毎秒19.583立方メートル(6,777ha)、工業用水が毎秒5.555立方
メートルですが、現在では、農業用水に毎秒最大16.589立方メートル(5,556ha)、工業用水に毎秒 2.758立方メートルが利用されています。
平成15年からは、上天草・宇城地域の水道水としても毎秒0.282立方メートル(計画給水人口107,
222人)が利用されています。
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